皆さんはGABA(ギャバ)と呼ばれる成分を聞いたことがあるでしょうか?
GABAは自律神経を整えてくれ、「生活リズムが不規則になりがち」「ストレスが溜まってイライラする」「心を落ち着かせたい」という人に向いた健康的な成分です。
この記事ではGABAの詳しい効果や効能、どのような摂取方法がおすすめかなど詳しくまとめました。
目次
GABAで得られる4つの効果や効能
GABA(ギャバ)の正式名称は、「Gamma-Amino Butyric Acidγ(γ-アミノ酪酸)」です。
ロイシンやイソロイシンなどのアミノ酸の一つと考えるとわかりやすいのではないでしょうか。
GABAはチョコレートを始めとして、乳酸菌飲料やコーヒー、サプリメントなど様々なものに含まれていますね。
元々体内でも十分な量が作られていますが、外部から何かしらの形で取り入れる効率摂取できます。
ここからGABAの摂取で期待できる4つの効果や効能を解説していきますので、「何が良いの?」「どんな働きが期待できるの?」と疑問たっだ方はぜひチェックしておきましょう。
興奮を抑えてリラックスを促す
私たちは普段の生活を送るだけで、肉体的にも精神的にもストレスにさらされています。
「些細なことでイライラするようになった」という方は、ストレスが原因かもしれません。
そのような状態の人にGABAはおすすめで、気持ちを落ち着かせる抗ストレス作用を持っています。
身体の内側からくる興奮を抑えることで、リラックス効果が期待できるわけです。
なぜGABAを摂取するとリラックスできるのか、より具体的な理由を見ていきましょう。
- ・興奮系の神経伝達物質であるドーパミンの過剰分泌を抑える
- ・脳波がα波になることでの癒し効果が期待できる
- ・心拍数が下がってドキドキが落ち着く
ストレスにさらされた生活を長期間送っていると、自律神経の交感神経と副交感神経が乱れやすくなります。
自律神経が乱れると、「頭痛」「不眠」「口の渇き」「息切れ」「動悸」など様々な不快な症状が出ますので、リラックスを促すGABAの摂取が適しています。
安眠効果が期待できる
私たちが生きていくに当たり、毎日の睡眠は欠かせません。
しかし、様々な原因で不眠を中心に睡眠に関する異常が出やすくなります。
そこで、「良く眠れないな~」と悩んでいる方は、GABAを取り入れてみるのも選択肢のひとつ。
上記でも説明したようにGABAには、「気持ちを落ち着かせる」「興奮を鎮める」「リラックスをもたらす」といった効果が期待できますので、睡眠に関する悩みを抱えている方に適していますよ。
体内のGABAが不足すると、次の3つの弊害が考えられます。
- 興奮系の神経伝達物質が過剰に分泌される
- リラックスできずに精神的な緊張感が続く
- 交感神経が活発になって不眠が続く
不眠の症状を解消したい場合は、安眠効果が期待できるGABAを取り入れてみてください。
免疫力の低下を抑制できる
GABAで得られる効果は、リラックス作用や安眠作用だけではありません。
免疫力の低下を身体の内側から抑制できますので、健康体を手に入れるサポートもしてくれます。
精神的なストレスは免疫力低下の大きな原因。具体的な理由は以下の3つです。
・交感神経と副交感神経の自律神経のバランスが崩れる
・ウイルスや細菌を侵入させない働きを持つIgAの分泌量が低下する
・血流が悪くなって身体の隅々まで栄養が運ばれにくくなる
精神的ストレスの引き金になる勉強や仕事は、免疫に何かしらの悪影響を及ぼすと報告されています。
アミノ酸の一種であるGABAは抗ストレス作用が期待できるため、免疫力を高めて病気になりにくい身体をキープしやすいわけです。
中性脂肪やコレステロールを抑える
「中々ダイエットの効果が出ないな~」と悩んでいる方は、GABAを摂取してみましょう。
GABAは、血中の中性脂肪やコレステロールの数値を抑制する効果が期待できます。
肥満やメタボの原因を取り除く手助けをしてくれますので、ダイエットにも嬉しい成分ですね。
ダイエットにおいてもストレスは天敵。詳しい理由を見ていきましょう。
・睡眠や血糖値が乱れることで空腹感が増して食べたくなる
・新陳代謝が悪くなってデフォルトの消費カロリーが少なくなる
・ダイエットを継続するモチベーションが自然と湧かなくなる
ストレスが引き金になってリバウンドするケースも多いため、GABAはダイエットの心強い味方です。
また、中性脂肪やコレステロールを抑えることができれば、動脈硬化や糖尿病といった生活習慣病の予防にも繋がりますので、健康の維持という意味でもGABAはピッタリです。
GABAがおすすめの人
ストレス社会と言われる現代において、GABAはとてもカラダに嬉しい成分です。
それはリラックスをもたらしてくれるのが一番の理由で、食べ物やサプリメントから簡単に補給できます。
以下のようなお悩みを持つ方にGABAがおすすめです。
- ・仕事で忙しい日が続いてイライラすることが多い
- ・寝ようと思っても中々寝付けず、翌日に疲れが残っている
- ・風邪をひきやすくなった(体調不調で悩まされる日が多い)
- ・色々な方法でダイエットに取り組んでいるけど成果が出ない
- ・お酒を飲む機会が多く、二日酔いの症状を何とかしたい
リラックスに良い成分として有名なGABAですが、お酒を飲む人にとっても忘れてはならない成分です。
GABAを取り入れると肝臓の働きが活性化してアルコールの代謝が促されますので、吐き気や頭痛などの二日酔いの症状を予防する効果が期待できます。
ストレス発散に役立つお酒も、二日酔いの症状が酷いと逆に身体には大きな負担が加わるため、アルコールを飲む前にGABAを摂取してみましょう。
GABAのおすすめの摂取方法
GABAはロイシンやイソロイシンなどの必須アミノ酸とは違い、私たちの体内でも作られています。
体内で神経伝達物質として働き、ストレスを抑えて脳の興奮を鎮めてくれるメカニズムです。
体内で生成されるGABAの量を増やすには、大きく次の2つの方法にわけられます。
①「紅麹」「野菜類」「果物類」「発酵食品」といったGABAを多く含む食べ物を食べる
②体内でGABAの合成をサポートしているビタミンB6を同時に摂取する(青魚やトウガラシに含まれている)
しかし、現実にはGABAを含む食べ物だけを食べるのは無理がありますので、手軽かつ確実なサプリメントによる摂取がベストです。
最近ではインターネット通販を中心に、現在ではGABAを含むサプリメントが数多く販売されるようになりました。
GABAを含むサプリメントはあらゆる世代の人に人気です。
どのようなメリットがあるのか見ていきましょう。
- ・快眠やストレス軽減のために必要な100㎎~500㎎のGABAを簡単に摂取できる
- ・1日の目安量のカプセルを水で飲むだけで良い
- ・サプリメントによってはGABA以外にも嬉しい成分や栄養素を取り入れられる
外出先dも飲むだけでOKなサプリメントは本当に手軽です。
カラダの内側から安全にGABAを取り入れたい場合にはサプリメントが適しています。
GABAサプリメントの選び方
サプリメントは毎日飲むものですので、製品の選び方が大事です。
以下では、GABAを含むサプリメントの選び方で押さえておきたいポイントをまとめてみました。
- ・有効成分のGABAの含有量が多い(摂取量が増えても著しい体調不良は報告されていない)
- ・GABA以外にも普段の食生活で足りない成分や栄養素がバランス良く入っている
- ・コストパフォーマンスが良く長期間に渡って無理なく摂取できる
配合されている成分の種類や含有量、1ヵ月当たりの値段は重要な比較ポイントです。
自分の目的に合うGABAサプリメントを見つけて、身体の内側からの体質改善を目指してみてください。
まとめ
GABA(ギャバ)がリラックスや安眠など、私たちの健康をサポートしてくれる効果が期待できる成分であることがおわかりいただけたのではないでしょうか。
私たちの体内で生成されるGABAの量は限られていますので、外部から継続的に摂取する方法がおすすめです。
GABAを含むサプリメントにはたくさんの種類がありますので、「イライラする」「眠れない」という方は是非一度飲んでみてください。